プログラムチェンジ、コントロールチェンジ、バンクセレクト、MIDIクロック、MidiFootSW
エフェクタを操作するMIDIコードを説明します。ギターエフェクタ向け音作りの前のMIDIコード基礎知識です。
プログラムチェンジ 以下♯PG
ラックエフェクタでは1-128と表示されているナンバーのパッチを呼び出す命令です。古いフットスイッチはチャンネル1-16のうち1つを決め打ちフットスイッチで押したナンバーを送ります。1Ch固定/1Pgnum
最近では4つくらいのプログラムナンバーを同時に送り各チャンネルに合わせた機材をコントロールできるものが増えてきました。ですが128音色で収まれば1ch/1Pgnumでもプログラムチェンジでは問題になりません。
コントロールチェンジ 以下♯CC
#CCは音色をリアルタイムに操作します。#CCでは複数の機材を扱うと少々困ったことになります。このため最近では複数の#CCのCh/CC/Valueをプログラムし同時に送るフットスイッチが増えてきました。
次に機材側を見ると#CCは一応のルールがあり、例えば#CC:4 Volum #CC:7 Wah など決まっています。なるべくこのルールに従っておくとプリセットパッチをユーザーパッチにコピーしたときフットスイッチ設定なしで移行でき良いでしょう。ですが各社ばらばらの設定もありまして特にひどいものにDelayのTapTempがあります。
各社、タップテンポ調べてみました。
※ネット調べ機器固有の場合があり参考まで
よく専用フットコントローラーがありますが、古めの機材の場合、中身はタップテンポの違いだけだったりします。
バンクセレクト 129以上のプログラムナンバーにアクセス
フットスイッチは1-128までアクセスできますが最近は129以上のパッチがある機材も増えてきました。そのような場合バンクセレクトを使います。
バンクセレクトの中身は#CC:0と#CC:32です。これを送り、さらに#PGを送ります。
実例 Boss ラックエフェクタ
Ch:1CC:32Vl:0
CH:1PG:1
PG1
PG2
Ch:1CC:32Vl:1
CH:1PG:1
PG101
PG102
Bossのラックエフェクタで バンク0が1-128 バンク1が101-228 バンク2,バンク3となっているエフェクタで実験、上記1セルは同時に送っています。
Bank♯CC0/0,♯CC32/0でBANK0にアクセスPG1でPG1、PG2でPG2アクセスします。
Bank♯CC0/0,♯CC32/1でBANK1にアクセスPG1でPG101、PG128でPG228アクセスします。
この機材ではバンクはPGが変わっても保持されているようです。
MidiFootSw側からみると#CC:0と#CC:32を扱えるFootSwでないとBankセレクトは扱えません。また最近は機材のほうでMIDI MAPPINGもできる機材もあります。バンクセレクトと併用は混乱しますのでやめたほうが良いでしょう。
MIDIクロック
F8のコードを1小節24回を送りテンポをコントロールをします。その他スタート、ストップ、コンテニューのコードがあります。もともとはサンプラー系のMIDIコードでしたが最近のモジュレーション系エフェクタはMIDIクロックに同期させて操作する機材があります。またMIDIFOOTSWでMIDIクロックが出力できる機材はあまりありせん。
システムエクスクルーシブ 以下SysEx
機材固有のコードで、大体は機材設定データのPCへの保存などに使われます。また細かい設定なども操れる事もありますが、それらは#CCで置き換え可能な事がおおいです。